パリ協定 日本の目標値は?トランプ のアメリカ離脱は影響するのか

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アメリカのトランプ大統領がパリ協定から離脱することを発表し、世界がざわついています。

「パリ協定」とは何か、皆さんはご存知ですか?

実は、私自身あまりよく知らなくて、今回すこし勉強してみましたが、

私たちの住む日本が掲げた目標値を果たして達成することができるのか、何だか不安になりました。

そして、アメリカの離脱は、地球の行く末さえ左右するような問題です。その影響はこの後、どんなところに出てくるのでしょうか。

今回はパリ協定について、初心者にもわかるような感じで迫ってみたいと思います。

パリ協定 日本の目標値は?

地球温暖化が進んでいることは皆さんもよくご存知ですよね。

このところの夏の猛暑や豪雨、冬の大雪など、この地球温暖化の影響があると言われています。

そして、この地球温暖化の大きな原因と言われているのが、温室効果ガスの排出です。特に私たち人間の手によって排出される二酸化炭素は悪質で、一度排出されると100年ほどは地球の環境に悪い影響を及ぼすと言われています。

そうなると、この温室効果ガスをいかに減らしていくかが、地球温暖化の対策になるわけですが、この考えの元、結ばれたのが京都議定書でした。

1997年に世界で初めて交わされたこの約束で、日本は温室効果ガスを6%削減することを目標値として掲げ、2012年までに目標を達成することができました。

しかし、2013年から2020年までの第2約束期間、日本はこの取組に参加をしませんでした。

それは、大量排出国のアメリカが結局は参加しなかったことや、先進国にだけ削減の義務があって罰則まで設けられていたからなどの理由があったからです。

そして、今回のパリ協定です。

京都議定書の効果が2020年で切れてしまうため、その後のことが問題となっていたわけですが、2015年の12月、パリ協定がCOP21で採択され、197の国と地域が参加することが決まりました。

結果的に、日本も今回は参加することとなったわけですが、「批准」と言われる作業がこの国際的な協定には必要になります。つまり、国会で「日本もその決め事を取り入れて参加しますよ」と決める作業です。

他の国に遅れ、パリ協定採択後の一回目の会議までに批准が間に合わず、それでも何とかパリ協定に肩を並べた日本ですが、今回の日本の目標値は、

「2030年までに2013年比で26%の削減」

でした。

そして2020年までには、長期的な目標として2050年までの削減計画を提出することが求められています。

正直、この数値がどれだけのことかよくわかりませんが、いろいろと考えて、日本も合意した目標ですから、やればできる範囲なのでしょう。

2030年というとかなり先のようなことに思えますが、日々の積み重ねで結果を出していくしかないのでしょうね。

 

トランプがアメリカ離脱を発表!!影響は?

そして、ここに来て、恐れていたことが起きました。

元々、この協定への参加を嫌がっていたアメリカのトランプ大統領が離脱することを発表したのです。

パリ協定に参加する際には、前オバマ大統領が次の政権も見込んで手続きを急いだようですが、トランプ大統領は選挙公約にも掲げていたとおり、この約束をひっくり返してしまいました。

その理由としては、

「米国と国民を保護する厳粛な義務を果たすため」

としていて、雇用が国外に流れてしまうなどの経済面や中国やインドの削減目標が低いことをあげていました。

また、先進国が途上国の気候変動対策に使うための資金として支払うことになっている「緑の気候基金」30億円も払わなくてよくなります。

選挙で逆転的な勝利をおさめたものの、このところ支持率の低下が囁かれているだけに、前任者のオバマさんが進めていたパリ協定への取り組みを否定し、汚名返上と行きたいようですが、まさに「米国第一」と言うか「トランプ第一」と言うか…。

国際的にも、自分の国さえよければいいという考え方を露呈したような気がするので、いい影響は与えないような気がしますね。

アメリカ国内でも、石炭業界だけはこの決定を歓迎しているようですが、他の大多数の企業は、この判断が新エネルギーの開発を遅らせることになる、とトランプ大統領の判断に反発しているようです。

まさに、その通りですね。

パリ協定の行方は?

1人1人が気を付ければできることでも、みんなで約束をすることで使命感が生まれ、結果的にその物事がうまく行くということは、小さなコミュニティでもあることです。

これは、そのスケールが大きくなって、世界全体に及ぶことでも同じ原理なのだと思います。

それなのに、その条件が気に食わないからと「や~めた!!」と抜けてしまうような行為は、まるで聞き分けのない子供のような気がします。

地球の温暖化は、ここ数十年だけの問題ではありません。

もっと先の未来まで見越したところで、今、行動を始めないと間に合わないのです。

経済的な問題、国と国の国際的な取引などいろいろ問題はあるのでしょうが、自然は容赦してくれません。

アメリカのトランプ大統領が1期いや2期務めたにしても、それはたかが8年。その間、自分の面目を保つために歩みを止めることが、これから先の長く続いていくはずの自国アメリカの未来に暗い影を落とすことを気付いてくれるといいのですが。

そして、私たちも「国際的な問題なんて関係ない」と思わず、どうして今このような取り組みが必要なのか、自分たちはどのような心構えで自然と向き合って行動していくのか、子供たちに伝える必要があると思います。

「パリ協定」。日本の西の果てに住む私には全く無縁のもののような気がしますが、私自身もその考えを捨てなくてはいけない。

そう考えたトランプさんの言動でした。

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