加計学園の何が問題なのか?獣医学部新設に働いた安倍首相の力

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毎日のようにニュースで扱われていた「加計(かけ)学園問題」が大きく動きました。

その存在が大きく問われていた、加計学園獣医学部新設に係る通称「総理のご意向文書」が文科省調査で見つかったのです。

「そりゃ~、あるだろうよ」と世間の大方の人が予想していたと思うのですが、それでは今回の加計学園について何が問題なのでしょうか。

安倍首相が行政に圧力をかけたことはもちろん問題ですが、実はかなり根の深~い問題だったのです。

今回は、加計学園の何が問題かについて、わかりやすく説明してみたいと思います。

加計学園とは?

そもそも加計(かけ)学園とはどんな学校なのでしょうか。

今回、問題となっている大学について、ニュースなどではあまり名前が出てきませんが、岡山理科大学を運営するのが学校法人加計学園なのです。

そしてこの加計学園の理事長が安倍総理の「腹心の友」と言われている加計孝太郎さん。

父親の勉氏が築き上げた加計学園を姉と共に継いだという2世なわけですが、安倍総理とはアメリカ留学時代からのお友達なんだそうです。

そしてこの加計学園が運営する岡山理科大学の7つ目の学部として「獣医学部」を新設したいというのが加計さんの悲願だったよう。

理学部、工学部、総合情報学部、生物地球学部、教育学部、経営学部と、地方の理科大学としては斬新な学部構成で、次の時代で通用する人材育成を図りたいとする意志がよくわかります。

ここに獣医学部が加われば、さらに専門性も増して、大学の評価として大きくアップすることは素人目にも明らかです。

しかし、これまで15回もその申請をはねつけられていたのが、加計学園だったわけです。

加計学園の何が問題なのか?

普通に考えて「15回挑戦したけどダメで、16回目の正直だった!よかったね~」と考えるのはあまりにも落胆的な気がします。

理事長が現役総理の仲よしと来れば、何かあったのではないか?と疑うのが当然です。

そして存在が取り沙汰された「総理のご意向文書」。

菅官房長官からは当初怪文書扱いされていましたが、世論の風も受け調査した結果、存在が明らかになったわけです。

ということは、安倍総理が「よろしく~」と文科省に圧力をかけたということですよね。

これがまず1つ目の問題です。

 

しかし、今回明らかになった問題が他にもあります。

そもそも、獣医学部を新設するのには、いくつかの難関がありました。

わかりやすいところで言うと、獣医師会の存在です。

獣医師の数が増えると、ライバルが増えて利益が減ってしまうから増やさなくていい!!という獣医師会の意見を飲み、文科省はこれまで50年を超えて、獣医学部を新設してきませんでした。

こう聞くと、獣医師会だけが腹黒く映りますが、実はこの条件を飲むことで文科省自体も「天下り」という蜜を得ていたと言います。

つまりこの獣医師会と文科省の強いつながりが長く獣医学部の新設を拒んできたということになります。

どう考えても間違っていますよね。

 

また、これは1つ目の安倍総理関係がらみの問題になってくるのかもしれませんが、2017年1月4日の告示で、内閣府と文科省は今治市と広島県で構成する「国家戦略特区」に獣医学部を新設することを明らかにしています。

同時に、この獣医学部を作る大学を公募しているわけですが、50年以上も獣医学部が新設されていないという歴史があるにもかかかわらず、公募の期間はたったの1週間。

これって、加計学園ありきでこの告示が出て、さかのぼれば加計学園ありきで特区になったと考える方が自然ですよね。

本来なら、もっと長い期間を設けて応募するのが当然だと思います。

 

と、問題は広く深く根付いていたわけです。

ただの「友達贔屓?」と思っていたら、あわてて国会を終わろうとするし、共謀罪の強行採決までするなんて何か裏にあるの?と思いきや、何だか問題が芋づる式でしたね。

実はまだこんな問題もあった!!

今回の加計学園問題で、突然登場したのが「前川喜平前事務次官」なる人物。

文科省にいる時代に、この文書の存在があったのは事実!!とリークして、時の人となりました。

「勇気あるなぁ」と政治に詳しくない私は思っていたわけですが、天下りをあっせんしたことで懲戒免職になっているんですね、この方。

前川さんは、今回、加計学園の問題についてリークしたわけですが、今治市と同じ国家戦略特区の千葉市に異例のスピードで設置された国際医療福祉大学に、官僚などの天下りが数多く見られるのだとか。

こちらは前川さんにスルーされているところを見ると、やはり天下りは見逃しているとしか思えませんね。遠く東京から離れた四国の大学には天下りは発令しなかったのでしょう。

なんだかとても込み入っている嫌な世界です。

国を引っ張るいい大人たち、子供たちの手本となるべき大人たちがこんなことだと、いくら大学を作ってもよい教育は施せない気がします。

自分の利益、身近な人たちの利益だけを考えて行動するような人たちが日本を動かしていると思うと情けないですね。

正々堂々と子供たちに未来を語れる政治家、行政、それって無理なんでしょうか?

One Response to “加計学園の何が問題なのか?獣医学部新設に働いた安倍首相の力”

  1. 小野寺力 より:

    自民党政権はこの問題を徹底的に隠蔽しようと必死になっている。安倍首相は国民を騙していることは、我々素人でもわかっている。

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