モニュメンツメンが映画で甦る!ヒトラーとの闘い「ミケランジェロ・プロジェクト」

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2014年に日本での公開が一度は中止となった映画「ミケランジェロ・プロジェクト」が、いよいよ2015年11月に日本公開となります。

芸術のエキスパートながら戦いはど素人の7人の特殊部隊員が美術品の救出に挑むプロジェクトで、この7人の「モニュメンツメン」の活躍を描くという映画の監督・主演はジョージ・クルーニー。

この「モニュメンツメン」を取り上げた授業が、10月24日放送の「世界一受けたい授業」の3時限目で教えてくれるそうなので、今回は「モニュメンツメン」を予習しておきたいと思います。

 

映画「ミケランジェロ・プロジェクト」のあらすじ

舞台は第二次世界大戦中のヨーロッパ。

ナチス・ドイツは、攻め入った国々の貴重な美術品を次々に強奪していきました。

なぜなら、独裁者ヒトラーは、美術愛好家だったからです。

その数は数百万点とも言われ、正確な数は分かっていません。

しかし、戦争の敗北を悟ったヒトラーは、今度は奪った美術品の破壊を決断します。

何とかその美術品を守らなければ、と言っても世は戦の時代。若い兵士はみな戦場へ行き、人手は足りません。

そこで白羽の矢が当たったのは、彫刻家や美術館の学芸員など毎日芸術に明け暮れてばかりの7人の男たち。

その名も「モニュメンツメン」。

しかし、武器など何も手にしたことがない中年男7人組。初めての戦地で命がけになり美術品救出に奔走します。

原作はロバート・M・エドゼル著「ナチ略奪美術品を救え 特殊部隊『モニュメンツメン』の戦争」。

ヨーロッパの最前線で実際に「モニュメンツメン」8人に取材。そのインタビューや残された手紙などをもとに描かれた実話です。

原作に感銘を受けたジョージ・クルーニーが、監督から主演まで務め、他にもマット・デイモン、ケイト・ブランシェット、ジョン・グッドマンら豪華キャストによって構成された映画「ミケランジェロ・プロジェクト」は、2014年2月に公開。

日本でも2014年6月に公開予定でしたが、諸事情により中止となってしまいました。

しかし、芸術という文化を後世に残そうと命を懸けた男たちがいたという事実を、埋もれさせてはいけないというファンの熱い思いが、日本での公開を決めさせました。

映画「ミケランジェロ・プロジェクト」は11月6日(金)よりTOHOシネマズ シャンテほか全国にて公開です。

 

「モニュメンツメン」とは?

アメリカ人、イギリス人によって構成された「モニュメンツメン」。

彼らは、ナチスによって蹂躙され、奪われたユダヤ人所有の貴重な作品たちの在処を突き止め、時には塩鉱の奥深くや、ドイツ・オーストリアの山高くの城塞まで奪還しに行くことを使命としていました。

戦いは終焉を間近に控え、ヒトラーも無条件降伏以外には選ぶ道がないことを悟ります。そんな中、ヒトラーが下したのが「ネロ指令」でした。

「敵国に何一つとして渡すな」

つまり、ドイツにある財を1つ残すことなく焼き尽くせ、という指令だったのです。

破壊すべき全てとはまさに全てを指していて、当然、ダヴィンチやミケランジェロ、ラファエロなどの作品が含まれていました。

その為「モニュメンツメン」の任務は時間との戦いになりましたが、寸手のところでナチスは制圧され、千以上の隠し場所から幾多の美術品を探し当て、戦争によって奪われ失われかけた無数の偉大な遺産を救い出すことに成功するのです。

その後1951年に任務完了となるまでの間、「モニュメンツメン」は合計500万近くの文化財を奪還したそうです。

 

ヒトラーは画家を目指していた

ヒトラーは18歳の頃画家を目指し、ウィーン美術アカデミーを受験しています。

しかし結果は不合格。

審査用の作品未提出で落ちてしまいました。

ヒトラーの画風は丹念に描写されているものの独創性はあまりなく、絵葉書を売ることで生活をしていた時も既存作品を模写したものが多かったとか。

風景画も現地には行かず、記憶や他の画家が描いたものを参考にするという手法をとっていました。

ヒトラーいわく、それは「古典派嗜好」ゆえ。新しい芸術運動に嫌悪感を抱いていたと言います。

しかし裏を返せば逆恨みと言えるもので、自分を受け入れなかったと憤っていたようです。

後に独裁者となると徹底的にアカデミーや世紀末芸術を弾圧下に置いていることからうかがえます。

これがもし、受験に合格していて画家となっていたら歴史は変わっていたのでしょうね。

歴史は変えられませんが、もう少し自分を変える努力ができる人であったらと、残念でなりません。

10月24日放送の「世界一受けたい授業」では、ロバート・M・エドゼル自身が登場し、授業を行います。

どんな話が聞けるでょうか。本当に楽しみです。

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